当院の呼吸器内科の特徴
呼吸器専門医による診察
日本呼吸器学会の専門医である院長が、鼻・咽頭・喉頭・気管・気管支・肺といった呼吸器の症状や病気の診断・治療を行います。院長は日本アレルギー学会専門医でもありますので、気管支喘息などの呼吸器のアレルギー疾患の方も安心してご相談ください。
即日でのCT検査に対応・AIによる胸部レントゲン診断を導入
当院院長はがん治療認定医、肺がんCT検診認定医であり、大学病院で肺がんの治療にも携わっていました。そこで早期発見の重要性を改めて痛感したことを受けて、当院ではCT、AIによる胸部レントゲン診断を導入しています。
即日での検査の実施・診断が可能です。紹介状を書いてもらって病院でCTを受ける・結果のお知らせはさらに後日になるといったことはありません。
AIレントゲンとは
通常のモノクロのレントゲン画像に加え、AIが疑わしい部分に色をつけてくれた画像が取得できます。
医師、そしてAIによるダブルチェックにより、病気の見落としを限りなくゼロに近づけます。
このような症状はありませんか?
- 咳が止まらない
- 痰が多い、血痰
- 呼吸がうまくできない
- 階段の上り下りで息切れする
- 夜中に咳で目が覚める
- ヒューヒュー、ゼイゼイという
異常な呼吸音がする - 健康診断で
胸部レントゲンの異常を指摘された
呼吸器内科で診療する疾患
肺炎
細菌、ウイルス、真菌などが入り込み、肺で炎症が起こる病気です。
咳、痰、息切れ、ヒューヒュー・ゼイゼイといった呼吸、発熱などの症状が見られます。風邪・インフルエンザの重症化、誤嚥などをきっかけにご高齢の方に発症するケースが多くなります。
間質性肺炎
肺胞の壁に炎症が起こることで厚くなり線維化することで、肺が十分に膨らまなくなる病気です。膠原病、薬・サプリメントの副作用、石綿・ペットの毛・真菌の日常的な吸入、特殊な感染症などを原因とします。
症状としては、息切れ、咳が挙げられます。咳は多くの場合、痰を絡みません。
咳喘息・気管支喘息
慢性的な炎症によって、気道が敏感になり、発作的に狭窄することで、ヒューヒュー・ゼイゼイという呼吸、息切れなどの発作が引き起こされます。また症状は多くの場合、夜間~明け方に強く現れます。
埃、タバコの煙、ペットの毛などの日常的な吸入、ストレスなど、さまざまな原因が考えられます。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
主に喫煙を原因として肺に炎症が起こる病気の総称です。肺気腫、慢性気管支炎などもここに含まれます。患者の90%以上が喫煙者ですが、家族に喫煙者がいる等で副流煙を吸ってしまう非喫煙者に発症することもあります。咳、痰、息切れなどの症状を伴います。
肺気胸
肺の一部が破れ、肺が小さく縮んでしまう病気です。10~20代の高身長男性、喫煙者に多く発症します。
交通事故・転落などによる外傷性のものと、原因不明のものとがあります。
症状としては、突然、胸の痛みや咳、呼吸困難が生じます。
肺結核
結核菌の気管支・肺への感染によって発症します。糖尿病やがんの人、免疫抑制剤・副腎皮質ステロイド・生物学的製剤を使用する人、HIVの人など、免疫が低下している場合は特に発症のリスクが高まります。
咳、痰・血痰、胸の痛み、発熱、倦怠感、痩せなどの症状が見られます。治療では入院が必要です。
非結核性抗酸菌症(肺MAC症)
結核菌以外の抗酸菌への感染を原因とする病気を「非結核性抗酸菌症」と呼びます。そしてその9割以上を占めるのが、MAC(マック:Mycobacterium avium complexの略)菌感染による「肺MAC症」です。長引く咳、痰・血痰、発熱、倦怠感、体重減少などの症状が見られます。
非結核性抗酸菌は、自然界にごく当たり前に存在するものであり、誰もが少なからず吸入しており、数年~10年以上をかけて、少しずつ進行します。
睡眠時無呼吸症候群
肥満、扁桃・アデノイド肥大などを主な原因として気道が狭くなり、睡眠中に繰り返し無呼吸状態になる病気です。酸素の供給が不十分になったり、心臓に負担がかかることから、高血圧や心疾患、脳卒中のリスクが高まります。また、日中の強い眠気による交通事故等、重大な事故・ミスの原因にもなります。
気管支拡張症
気道の壁が拡張し、元に戻らない状態です。先天性のものと後天性のものがあります。後天性の気管支拡張症の原因としては、重度の肺結核・細菌性肺炎、慢性的な呼吸器感染症、膠原病などが挙げられます。
咳、痰・血痰、呼吸困難、発熱、体重減少などの症状を伴います。
呼吸器内科で実施可能な検査
- レントゲン検査
- CT検査
- 超音波(エコー)検査
- 呼吸機能検査
- 血液検査
- 睡眠時無呼吸症候群の検査
- 呼気NO検査